嘉手納町への同型機飛来禁止を 嘉手納町議会が抗議決議 普天間第二小米軍ヘリ窓落下で


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全会一致で意見書を可決する嘉手納町議会議員ら=18日、嘉手納町議会

 【嘉手納】嘉手納町議会(徳里直樹議長)は18日午前、町議会12月定例会で米軍ヘリ窓落下事故を受けて抗議決議と意見書を全会一致で可決した。

 事故を起こしたCH53大型ヘリは嘉手納町にも飛来するため「町民を巻き添えにする危険性をあらためて認識させる」とし、同機の嘉手納基地への飛来、住民居住地上空での飛行訓練を禁止することなどを求めた。

 抗議決議・意見書では、そのほか事故原因を徹底究明し、再発防止策を講じることや、安全性が確保されるまでのCH53ヘリの飛行中止、米軍普天間飛行場の1日も早い閉鎖・返還と5年以内の運用停止を求めた。

 町議会は定例会開会日の12日にも、最新鋭ステルス戦闘機F35Aのパネル落下事故と米海兵隊員の飲酒運転死亡事故の2件の抗議決議と意見書を全会一致で可決している。【琉球新報電子版】