【宜野湾】在沖米海兵隊政務外交部長のダリン・クラーク大佐は18日、CH53E大型輸送ヘリコプターから窓を落下させた普天間第二小学校を訪れ、「今回の件は遺憾だ。学校や地域に心配を掛けたことにおわびする」と喜屋武悦子校長らに謝罪した。
宜野湾市教育委員会によると、学校側が求めていた「運動場や校舎上空を飛ばない」という再発防止策についてクラーク氏は「最大限、飛ばないようにする」と述べるにとどめた。
喜屋武校長は「645人の子どもの命を預かっている校長としては『最大限』では納得できない。確実に学校上空を飛ばないようにしてほしい」と学校上空の飛行禁止を求めて抗議し、文書での回答を求めた。
事故を起こした機種のCH53Eについてクラーク氏は「全機を徹底的に調べた。乗組員や整備員にも安全教育を徹底した」と強調した。
同席した市教委の加納貢課長は「個人的には前進したと捉えている」と評価した。【琉球新報電子版】