【宜野湾】普天間第二小米軍ヘリ窓落下事故を受け、飛行を停止していた事故機と同型の大型輸送ヘリコプターCH53Eが19日午後、飛行を再開させた。
CH53E1機が午後0時23分ごろ、沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場を離陸した。
県や地元・宜野湾市が中止を求める中、飛行再開を強行した形だ。
米軍機の事故が相次ぐ中、10月の高江米軍ヘリ炎上事故で示された「人的ミス」を防ぐための再発防止策が徹底されていない状況での飛行再開で、県民の反発はさらに高まりそうだ。
米軍普天間飛行場では19日朝からCH53Eの周囲に兵士らが集まって作業をしていた。飛行再開の準備をしていたとみられる。
午前11時23分ごろからプロペラが回転を始め、滑走路に移動したがいったんエンジンを止めた。
再び、1機が午後0時22分ごろからプロペラを回し始め、午後0時23分ごろ、北東方面に離陸した。
午後1時2分ごろには、CH53Eの2機目が普天間飛行場を離陸した。
その後、普天間飛行場に戻り、もう1機とともに午後1時7分ごろ、再び離陸した。午後2時3分には4機目が離陸した。
CH53Eヘリの飛行はCH53Eが窓を落下させた普天間第二小学校からも確認できた。
一方、19日午前11時23分ごろからプロペラを回転させていたCH53Eの1機は数分後に、一瞬離陸したり着陸したりを繰り返したが、その後、滑走路でエンジンを止めた。
同機体はけん引車に引かれ、滑走路に移るまで待機していた場所に移動した。【琉球新報電子版】
英文へ→Same Super Stallion model involved in accident resumes operations in Futenma