本土とつながる会誌「大好き沖縄」 県立図書館に寄贈 沖縄の会員ら、63冊


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
「大好き沖縄」のほとんどのバックナンバーを寄贈した沖縄支部の山本勇さん(右)と平良忍さん=県立図書館

 関東地方を中心に沖縄が好きな仲間たちと、沖縄県内在住者の投稿で作る会誌「大好き沖縄」の沖縄支部(山本勇支部長)が7日、県立図書館に創刊号を含む全67号のうち63冊を贈った。県外の沖縄ファンと県民を結ぶ「大好き沖縄」の面白さに着目した同館が寄贈を依頼した。同館奉仕班長の垣花昭彦さんは「郷土資料室に保管し、希望があれば、いつでも閲覧できるようにしたい」と感謝した。

 「大好き沖縄」は1997年12月に創刊し、現在は年3回、420部発刊している。会員になれば購読できるような仕組み。会員は東京都、埼玉県、神奈川県を中心に全国各地にいる。沖縄支部の会員は47人。

 読者の投稿やエッセーに加え、全国紙と沖縄の地元紙の記事を比べるなど多彩な内容となっている。発行は「大好き沖縄の会」(出口富美子代表)が手掛けている。毎号、出口さんによるオリジナルの版画が表紙を飾る。

 沖縄支部の山本支部長は「損得抜きで沖縄を好きな人たちがたくさんいるので、僕ら地元のメンバーも応援しようという気持ちがある。多くの人に手に取ってほしい」と笑顔で話した。

 全67号のうち、40号と42号~44号が欠落しており、同館は提供の協力を呼び掛けている。