沖縄県選抜女子、全国準優勝 ハンドJOC 大分選抜に1点差で惜敗


この記事を書いた人 Avatar photo 宮城 久緒
沖縄選抜−大分選抜 前半、空中でパスを受けそのままジャンプシュートを決める沖縄選抜の西田瑞歩=27日午前、浦添市民体育館(大城直也撮影)

 ハンドボールの第26回JOCジュニアオリンピックカップの女子決勝戦は27日、浦添市民体育館で行われ、沖縄県選抜が18―19で大分県選抜に惜敗し、準優勝した。

 JOCは開催地が全国持ち回りで、県内開催は今回で最後となった。決勝トーナメント進出を1つの目標に掲げていた沖縄選抜は予選で岩手、三重を制すといきおいそのままに、8強による決勝トーナメントでも富山、大阪府を打ち破った。

 決勝の相手は8月の全国中学校体育大会を制した原川中を擁する大分県選抜。

沖縄選抜ー大分選抜 大分の強烈なシュートを阻止する沖縄選抜のGK・比嘉楓=27日午前、浦添市民体育館(花城太撮影)

 沖縄選抜は前半から西田瑞歩主将の個人技やスカイプレーなど、魅せる攻撃で得点を重ねる。守備ではコンパクトな素早いプレスでミスを誘い、相手の攻撃機械を奪って10―9と競り合う。

 後半は、攻撃の足が止まり大分に逆速攻を許すも、エースを抑えるマンツーマン守備で相手のリズムも崩した。1点差で迎えた残り30秒。仕掛けた攻撃がうまくつながらず、勝利を逃した。

 沖縄県選抜は美東中、沖縄東、宮里、仲西、中城、東風平から選抜された16人。監督は平良徳彦氏(美東中)、コーチは又吉桂三(普天間)、赤峯真樹子(昭薬付)【琉球新報電子版】