国の重要無形文化財「琉球舞踊」の保持者(総合認定)として、新たに認定された27人の合同祝賀会(琉球新報社、沖縄タイムス社主催)が27日、沖縄県那覇市のANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービューで開催された。琉球舞踊の新保持者は、舞踊13人、歌三線8人、箏曲5人、太鼓1人。琉球舞踊保持者に認定された太鼓の光史流太鼓保存会の比嘉聰さんは「組踊音楽太鼓」の人間国宝にも認定された。
祝賀会では富田詢一琉球新報社社長が「追加認定された皆さんによって沖縄の芸能はますます深みを増している。心と技をさらに磨いて精進してほしい」とあいさつした。豊平良孝沖縄タイムス社社長は「皆さんは沖縄の財産、誇りだ。先代の文化を受け継ぎさらに沖縄芸能の発展につなげてほしい」と敬意を示した。
琉球舞踊保存会の宮城能鳳会長は「積極的に舞台活動に励み、心を一つにして沖縄芸能の普及活動にまい進してほしい」と激励した。そのほか平敷昭人県教育長の祝辞などがあった。