新年、くゎっちーで 市場、買い物客でにぎわう


この記事を書いた人 大森 茂夫
大みそかや正月に向けた食材を買い求め、品定めなどをする人たち=30日、那覇市松尾の第一牧志公設市場(新里圭蔵撮影)

 県内の市場やスーパーなどは30日、大みそかや正月に向けた食材を買い求める人々でにぎわった。那覇市松尾の第一牧志公設市場では、新鮮な魚や中味汁の材料、ソーキ、かまぼこなどが山積みにされていた。店員らは「煮付けにするの」などと調理法を確認しながら、品定めする買い物客を接客し、市場は活気にあふれていた。

 孫らも連れて買い物に訪れた高江洲米子さん(70)=那覇市=は「肉や魚を買った。ここ(牧志公設市場)が一番いい」とにっこり。大みそかや正月に向けた年越しそばや、くゎっちー(ごちそう)は「20、30人分作る。先日も(食材を)買ったが、買い足しに来た」と買い物袋を手に語った。

 11月1日に旧農連から移転し開店した那覇市樋川の「のうれんプラザ」は、初めての年末年始を迎え、魚や野菜などの食材に加えて正月用に供える花などを各店舗が販売していた。

 おいやめいと一緒に買い物に訪れ、昆布を購入した玉城朝子さん(46)=豊見城市=は正月には中味汁やクーブイリチーも作る予定で「これまではスーパーに行っていたが、ここ(のうれんプラザ)がオープンしたので来た。駐車場もあって使いやすい」と笑顔を見せた。