今年初めての搬入 辺野古ゲート前、市民らは抗議


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N5護岸でクレーンを使い砕石を海に投下する作業員ら=9日午後1時16分、名護市辺野古のキャンプ・シュワブ(小型無人機で撮影)

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で9日午前、土砂や石材などを積んだトラックやミキサー車など116台が工事用車両のゲートからキャンプシュワブに入った。

 雨が降り肌寒い中、ゲート前では、搬入を阻止しようと約30人の新基地建設に反対する市民らが座り込んだ。

 米軍キャンプ・シュワブ沿岸の「N5護岸」では砕石を投下し、護岸を造成する作業が行われているのが確認された。

次々にキャンプシュワブに入る建設資材を積んだ車両=9日午前9時26分、名護市辺野古のキャンプシュワブ前

 警察の機動隊員が一人ずつ排除し、ゲート前のスペースを確保。午前9時すぎから次々に車両が入った。市民たちは、車両に向かい、「美ら海を基地にするな」「再び沖縄を戦場にする基地は造るな」と訴えた。

 建設資材の搬入は、今年に入り、初めて。午前11時半現在、市民たちは次の搬入に向け、ゲート前で座り込みを続けている。【琉球新報電子版】

建設資材の搬入を阻止しようと座り込む市民を排除する警察の機動隊=9日午前9時10分、名護市辺野古のキャンプシュワブ前