米軍普天間飛行場の移転に伴う新基地建設が続く名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前では、16日も基地建設に反対する市民ら約60人が抗議を続けた。
午後1時までに、のべ156台の車両が基地内に入り、砕石などを搬入した。市民らは「違法工事をやめろ」などと訴えた。
16日の抗議には九州7県の市民団体のメンバーも参加した。同基地ゲート前で開かれた集会で、各県での訓練で米軍と自衛隊が一体化している状況を報告した。
宮崎県からの参加者は、同県内の航空自衛隊基地で、在沖米空軍が訓練を実施していることなどを紹介。「日本や九州が日米の浮沈空母になりつつある」と訴えた。【琉球新報電子版】