【ボリビア】金城さん無差別級V 沖縄角力大会で熱戦


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熱戦を繰り広げる「沖縄角力大会」の参加者ら=13日、ボリビアのコロニア・オキナワ第1地域体育館

 オキナワ日本ボリビア協会は13日、恒例の「第36回沖縄角力大会」を第1地域体育館で開催した。学生の部のほか、一般の部で軽量級、中量級、重量級、無差別級が行われ、参加者の最年少は3歳だった。

 今大会は、これまで無差別級で7連覇を果たしてきた王者が準決勝で敗れるという取組もあり、世代交代を印象付けた。白熱した取組に、会場からは大きな声援と歓声が飛んでいた。

 無差別級で優勝した金城サウセド晃さん(22)は「中学2年生から出場しているが、3回準優勝だった。10回目の挑戦で優勝できてうれしい。夢はこれまで7連覇してきた細川勇咲さんを倒すことだ」と優勝杯を手に目標を掲げた。

 決勝で敗れたものの、準決勝で王者の8連覇を阻止し、準優勝した比嘉謙悟さん(22)は「優勝候補を倒すことができ、とてもうれしい。来年は優勝を狙いたい」と意気込んだ。8連覇を果たせなかった3位の細川勇咲さん(32)は「負けて悔しいが、次の世代にバトンタッチ。来年はチャレンジャーとして挑む」と話した。

 「花角力」も行われ、青年女子や婦人らも相撲を取り、会場を沸かせた。優勝者は以下の通り。(敬称略)

▽学生の部 小学生 津嘉山太陽

▽学生の部 中学生 親川真治

▽一般の部 軽量級 喜久山ウーゴ

▽中量級 細川勇咲

▽重量級 金城サウセド晃

▽無差別級 金城サウセド晃

(玉元三奈美通信員)