米軍普天間飛行場所属のヘリが6日、伊計島海岸に不時着した件で、うるま市の5島(平安座、浜比嘉、宮城、伊計、津堅)9自治会は24日午前、沖縄防衛局に中嶋浩一郎局長を訪ね、島しょ地域での飛行停止などを求めた抗議要請文書を手交した。
伊計自治会は、21日に伊計公民館で島関係者らを対象に開いた「伊計島抗議集会」で採択した集会決議と183人分の署名も手渡した。市内63自治会長で構成する市自治会長連絡協議会(高江洲朝美具志川自治会長)も抗議要請を手渡した。
伊計自治会の玉城正則会長は「住民に犠牲が出ないと(米軍は)聞き入れてくれないのか。被害を受けるのは地域住民だ」と非難した。
自治会長連絡協議会の高江州具志川自治会長は、相次ぐ米軍機事故に「幾度となく抗議するも、改善の余地がみられない。米軍に私たちの要望が届くよう、強く要望したい」と述べた。【琉球新報電子版】