沖縄から日本一を 各球団応援隊 成功願う プロ野球キャンプ目前


この記事を書いた人 琉球新報社
プロ野球の沖縄キャンプの成功へ向け、オープニングイベントに集まった県や受け入れ自治体の関係者ら=25日、那覇市の県民広場

 2月1日から始まるプロ野球キャンプを盛り上げようと、「プロ野球沖縄キャンプ2018オープニングイベント」が25日、那覇市の県民広場で開かれ、県や受け入れ自治体の関係者らが集まった。各球団ののぼりが並び、にぎやかなムードの中、沖縄キャンプの概要説明や各球団のキャンプ期間中のイベントPRなどが行われ、キャンプの盛り上がりへ期待が示された。

 今回は日本ハム、阪神、中日、広島、DeNA、ヤクルト、巨人、楽天、ロッテの国内のプロ野球9球団と韓国6球団の計15球団が3月10日まで県内16市町村でキャンプを行う。

キャンプ球場・日程一覧表

 オープニングイベントでは翁長雄志県知事(県文化観光スポーツ部の渡久地一浩観光政策統括監代読)があいさつ。「昨年は34万9000人の観客数、109億5千万円の経済効果があった。今年はさらなる経済波及効果に期待できる。多くの県民の皆さんに足を運んでもらいたい」とキャンプの成功を願い、開幕を宣言した。

 受け入れ市町村の代表として、桑江朝千夫沖縄市長は「沖縄市は2年連続セ・リーグで優勝した広島東洋カープを受け入れて37年になる。今年もカープの日本一を目指してサポートしていきたい。また、県民の皆さんの熱い声援で沖縄キャンプを盛り上げていこう」と呼び掛けた。

 県はキャンプと観光を連携させるためにも、情報発信に努める。沖縄キャンプ情報を確認できる公式ホームページの「ベースボールキャンプin沖縄」を開設しているほか、新しい取り組みとして、キャンプ情報アプリケーション「ベースボールキャンプ沖縄」の運用も開始した。各球団のキャンプ地周辺の買い物や観光スポットを訪れることでポイントがたまり、プレゼントと交換できるようになっている。

 31日からは那覇空港内でプロ野球キャンプのブース「メンソーレパーク」も設ける。球団ユニホームの展示やプロ野球キャンプを実施している市町村の紹介なども行っていく。