名護市長選 ネット戦も両陣営熱く SNS発信や生番組


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 4日の名護市長選挙投開票日に向け、現職の稲嶺進さん(72)と新人の渡具知武豊さん(56)の両陣営は会員制交流サイト(SNS)による情報発信に力を入れている。ツイッターやフェイスブック(FB)、LINE(ライン)などを通じて、候補者の政策アピールや知名度の向上に努めている。

 稲嶺陣営が、毎日午後8時半からユーチューブで公開している「未来へススムTV」は生放送番組だ。公約の疑問点からプライベートな話まで、陣営の青年部と稲嶺さんの掛け合いが人気を呼んでいる。

 広報担当の平良暁志さん(44)は「新聞やテレビを見ない人にも名護市長選が大切な選挙であることを伝えたい。フェイクニュースに惑わされないよう政策を届けたい」と話した。

 渡具知陣営は世代ごとに情報発信の方法を工夫している。FBは30~40代を向けて政策を中心に、10~20代が多く使用するインスタグラムやLINEでは渡具知さんの写真や映像、演説日程を流し、親近感を感じてもらうようにしている。

 青年部長の嘉陽宗一郎さん(23)は「10~20代への投票呼び掛けに力を入れている。若者に渡具知さんの政策が浸透しており、反応がいい」と話した。