データで見る名護市長選 政党別得票 無党派が左右か


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 前回の名護市長選と比較すると、県内の全政党がどちらかの候補への推薦を決めており、各政党とも旗幟(きし)鮮明に推薦候補者の選挙戦を支援している。

 直近の衆院選や参院選での名護市における各党の比例代表得票数を、今回の名護市長選の構図に当てはめてみた。

 2014年衆院選では、今回選で稲嶺進氏を推薦する政党の合計得票率は45・6%で、渡具知武豊氏を推薦する政党の合計得票率は52・8%。16年参院選(名簿登載者の得票を含む)では稲嶺氏推薦の政党は計43・6%で渡具知氏推薦の政党は計51・2%。直近の17年衆院選では稲嶺氏推薦・支持の政党は計37・9%、渡具知氏推薦の政党は計48・4%。3回の選挙では、渡具知氏推薦の政党の合計得票率がいずれも勝っている。稲嶺氏を推薦する社大は比例代表の投票先とはなっていない。

 名護市長選に合わせて実施した世論調査では無党派層が3割近くを占める結果となっていることから、無党派層の動向も注目される。