やんばるの森にブックカフェ 緑に囲まれ癒やしの読書を


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Cafe Okinawa Railの店内=国頭村奥間大保謝原

 【国頭】国頭村奥間大保謝にあるブックカフェ「Cafe Okinawa Rail」は、やんばるの森の中にあり、自然に癒やされながら、食事や飲み物、読書を楽しむことができる。全ての電気を太陽エネルギーで賄うなど、環境保全にも配慮している。

 2016年12月にオープンした「Okinawa Rail」は、国頭村と大宜味村を結ぶ大国林道沿いにあり、国頭村森林公園から約4・2キロの場所だ。

 カフェは箱形のコンクリート造りだが、店内に入ると、やんばるの森が間近に迫る。壁の棚には約900冊の書物が並ぶ。

Cafe Okinawa Railの外観

 細部にわたってエコにこだわっている。電線とつながらない「オフグリットソーラーシステム」により、電気を太陽エネルギーでまかない、蓄電装置に3日分を蓄えることができるという。水道も沢から取水し、ろ過処理した後に飲料水として使用している。雑排水は合弁浄化槽で処理した後、貯蔵タンクで自然の熱を利用した蒸発拡散方式により、敷地内で処理している。

 料理はやんばるの食材や、敷地内で自家栽培した野菜を使ったメニューが楽しめる。

 店主の金城壮郎(あきお)さん=村辺土名=は「安らげる場所になればとの思いで、完成まで6年かかった」と話す。店名に使用した「Okinawa Rail」は英語でヤンバルクイナのこと。金城さんは「ドライブやハイキングの途中に立ち寄って、癒やしを味わってほしい、今後は書物を1万冊まで増やしたい」と話した。定休日は月・火曜日。問い合わせは(電話)080(8350)5524(金城)。(新城高仁通信員)

※注:Cafeの「e」は上に「´」(アキュートアクセント付きe)