【中国】マグロ解体 鮮魚PR 県産業振興公社、上海で催し


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県産鮮魚のRPのために行われたマグロの解体ショーに足を止めて見入る中国人客ら=1月28日、上海市静安区の久光百貨店

 沖縄県産鮮魚を知ってもらおうと、沖縄県産業振興公社上海事務所主催のプロモーションイベントが1月28日、上海市静安区の久光百貨店と日系スーパーで開催された。イベントでは県産鮮魚の販売のほか、天然マグロの解体ショーやサーターアンダギーの調理実演が行われ、多くの中国人客が足を止めて試食していた。

 マグロ解体ショーでは、県職員が沖縄産のマグロの特徴を解説。沖縄から来た三高水産の職人が見事な包丁さばきを披露し、会場から拍手が湧き上がっていた。

 上海ではすでに数多くの日本料理店が軒を並べ、マグロを中心とした刺し身やお寿司(すし)も定番の人気メニューとなっている。

 産業振興公社上海事務所の大濱長健所長は「沖縄からの鮮魚の輸出は去年から徐々に始まっているが、まだまだ認知度が低い。今年は中国の方にさらに知ってもらえるように、このようなプロモーションを拡大していきたい」と抱負を語った。イベントに参加した輸出業者、三高水産の馬詰剛代表取締役は「中国の方々にも沖縄の鮮魚の良さをぜひ知ってほしい。彼らの購買意欲にも期待している」と隣国の巨大な市場に期待した。
(小谷良太通信員)