【辺野古問題取材班】名護市長選から一夜明けた5日午前、沖縄県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前では約90人の市民らが座り込み、反対の声を上げた。
午前中に工事用の機材や石材を積んだ工事車両112台がゲート内に入った。正午現在、2度目の搬入に向け、市民の排除が続いている。
午前8時45分ごろ機動隊が市民を排除し始め、断続的な小雨の中で、市民は「暴力をやめろ」「違法工事を止めろ」「子どもたちの未来のために座り込んでいるだけだ」と訴えた。同9時20分ごろにゲートが開き、雨でぬれた道路に散水車が水をまいて工事車両がゲート内に入った。
本部町から訪れた女性(70)は「選挙は厳しい結果になったが、気がくじけるのを奮い立たせてきた。負けないぞと思って来たみんなを見て、これからも頑張ろうという思いだ」と語った。【琉球新報電子版】