比嘉、米国での防衛戦模索 1回KOに自信と感謝 地元で年1回タイトル戦も


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地元沖縄で2度目の防衛に成功し、一夜明けた記者会見で具志堅用高会長(右)からベルトをかけてもらう比嘉大吾=5日、那覇市のロワジールホテル那覇(大城直也撮影)

 世界ボクシング評議会(WBC)フライ級王者の比嘉大吾(22)=沖縄県浦添市出身、宮古工業高校卒、白井・具志堅スポーツジム=は5日、地元で圧勝した2度目の防衛戦から一夜明け、那覇市のロワジールホテル那覇で具志堅用高会長と記者会見を開いた。沖縄県民や沖縄ボクシング界をけん引した故金城眞吉氏への感謝とともに、日本記録となる16戦連続KO勝利への意気込みを語り、米国でのタイトル戦への抱負も口にした。

 4日の防衛戦について、1981年に同じく地元沖縄で行った14度目の防衛戦で敗れた元世界ボクシング協会(WBA)ジュニアフライ(現ライトフライ)級王者の具志堅会長は「沖縄全体が37年前を思い出しながら試合を見てくれたと思います」と話し、まな弟子の勝利を感慨深げに語った。

 さらに比嘉を万全の状態に仕上げたスタッフを褒めつつ「全国の皆さんが感動し、比嘉の強さにびっくりしたと思う」と語った。

 今後、5月までの指名戦や他組織との統一戦、米国でのタイトルマッチ、年1回の県内での防衛戦などを企画していくという。