沖縄県、オスプレイ飛行停止要求 伊計島部品落下受け


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 沖縄県は9日、うるま市伊計島の大泊ビーチで米軍普天間飛行場所属MV22オスプレイの部品が発見されたことを受け、同日午後4時40分、在沖米海兵隊に事故原因の究明と実効性ある再発防止策がなされるまでの間のオスプレイの飛行停止を求めた。米側から具体的な回答はなかった。米軍はビーチで発見された部品がオスプレイの物であることは認めたが、飛行中に落下したのか否かについては現時点で明らかにしていない。

 沖縄防衛局は、前日の8日に当該オスプレイが普天間飛行場に着陸したことは確認していたが、その時点で部品落下の有無は確認できなかったという。9日、大泊ビーチでの発見の一報を受け、防衛局が改めて普天間飛行場に駐機しているオスプレイを確認したところ、部品がない機体があることを確認した。昨日からこの間、米軍から沖縄防衛局に落下の報告はなかった。

 県はオスプレイの飛行停止のほか、県内の全米軍機の緊急総点検、整備・安全管理体制の抜本的な見直しと、安全管理の徹底も重ねて求めた。