事故機の点検続く オスプレイ機体一部落下


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MV22オスプレイのエンジン空気取り入れ口部分を見入る兵士=10日午前9時すぎ、米軍普天間飛行場

 米軍普天間飛行場所属のMV22オスプレイが訓練中にエンジンの空気取り入れ口を海上で落下させた問題で、同飛行場では10日午前、部品を落下させたとみられるオスプレイの点検を行うような様子が確認された。この機体を含め、同日はオスプレイの飛行はなかった。

 10日午前9時ごろ、要員が部品を落下させたとみられるオスプレイの内部や部品が落下した部分を確認する様子が見られた。また、同型機のオスプレイがエンジンの調整を行っていた。

 機体の一部が見つかった伊計島では昨年1月と今年1月、米軍ヘリの不時着があり、島で初の抗議集会を開いたばかり。米軍機が島上空を飛ばないことなどを求める決議を採択した。伊計自治会の玉城正則会長は「防衛局に(集会決議の)文書を持っていったばかり。(日米両政府に)真剣に対応してもらいたい」と求めた。

 うるま市議会基地対策特別委員会の喜屋武力委員長は「(週明けにも)議会事務局や市の防災基地渉外課と相談し、どのように対応するか協議したい」と語った。