琉球大学発のベンチャー企業Grancell(グランセル、野村紘史代表)は13日、ヒト脂肪幹細胞の培養液を原料にしたスキンケア製品「コスメアカデミア」が完成したと発表した。同製品は大学内の再生医療設備を使用して、原料から全て国内で製造している。14日にインターネットで限定販売する。
脂肪幹細胞は再生医療などに活用されるもので、培養の過程で多くの成長因子を分泌している。成長因子を含んだ培養液をスキンケア製品に活用することで、シミやしわの改善、肌の組織修復を促進するなど多くの効果が期待できる。野村代表は「再生医療の研究成果を沖縄に還元したかった」と語った。グランセルの学術顧問を務める医師の友利新氏は「女性の肌の悩みに対応できる」とアピールした。
14日に発売するのは化粧水(120ミリリットル、税抜き1万2千円)、美容液(30ミリリットル、同2万4千円)、セラムマスク(5枚入り、同9千円)の3種類。3月中旬にも追加販売を行う予定。購入はオンラインサイトhttp://cosmeacademia.jp/