大浦湾海上に死んだウミガメ 基地建設現場近く


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大浦湾海上で浮いたまま動かない状態で発見されたアオウミガメ=19日、名護市辺野古

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に伴う新基地建設現場に近い大浦湾で、基地建設に抗議するカヌーチームが19日午後2時ごろ、動かないまま浮いた状態のアオウミガメを発見し保護した。連絡を受けて駆け付けた沖縄美ら島財団の動物管理チーム・小淵貴洋技師がウミガメの状態を確認したところ、死んでいた。同財団が持ち帰り、解剖したが死因は特定できなかった。

 発見されたアオウミガメは成体になる前の段階「亜成体」とみられ、体長は約50センチ。小淵技師は「死後1週間以内ではないか」との見方を示した。

 大浦湾では19日、辺野古新基地建設でK2護岸やK4護岸で砕石が次々に海中へ投下された。