日本野球機構(NPB)が19日、沖縄県那覇市寄宮の市立真和志小学校・幼稚園(平井りい子園長・校長)に壁当て遊び用の壁ベース・ウォールを寄贈した。同校グラウンドで開かれた贈呈式には、市内で春季キャンプ中のプロ野球巨人の田口麗斗(かずと)、谷岡竜平両投手も訪れ、園児・児童約600人と交流した。
日本野球機構は、2014年から各都道府県にベース・ウォールの寄贈を始め、2月現在全国に44基が設置されている。県内では同校に寄贈。田口・谷岡両投手の直筆サインも添えられた。
式典後の交流会では、田口・谷岡両投手が見守る中、少年野球チームの真和志ヤンキースの5年生11人がストラックアウトに挑戦。両投手もベース・ウォールに向けて投球し、児童らはプロの迫力に興奮した様子だった。児童からは「コントロールをよくするためには」「野球と勉強の両立はどうしたらいいの」などの質問が上がった。「好きな言葉は」について、田口投手は「笑顔。きついことがあっても笑顔でいれば乗り越えられる」、谷岡投手は「継続は力なり。逃げ出したい時などもあったけど続けたことで今がある」と話し、エールを送った。
同校5年生で真和志ヤンキースのキャプテン、池田柊也(しゅうや)君は「ベース・ウォールでコントロールを意識して練習できる。チームメートと練習を頑張り、日本一を目指したい」とあいさつした。
(中川廣江通信員)