【宜野湾】国が沖縄県に約束した米軍普天間飛行場の「5年以内の運用停止」の期日まで残り1年を切ったことを受け、同飛行場の撤去や輸送機オスプレイの配備反対を訴える周辺住民らが1日午前、同飛行場第3(野嵩)ゲート前に残り日数を示す横断幕を掲げた。
平日早朝に続けている抗議行動の際、金網に掲げて運用停止の実現を求める。
野嵩ゲート前では、普天間飛行場周辺住民が米軍機騒音を巡って国を訴えた普天間爆音訴訟の原告団が中心となり、抗議を続けている。これまでは残りの月数を示す横断幕を使っていた。
1日は約20人が抗議行動に参加した。名護市辺野古への移設に県の協力が得られていないとして事実上「5年以内の運用停止」を断念している政府に対して批判の声が上がった。【琉球新報電子版】