2、3日の余震に警戒呼び掛け 西表島地震で沖縄気象台会見 落石、崖崩れに注意を


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西表で震度5弱を観測した地震について会見で説明する沖縄気象台の神谷晃地震火山課長=2日午前1時20分、那覇市樋川の沖縄気象台

 1日午後10時42分に、竹富町西表島付近で発生し、同町の西表島で震度5弱の揺れを観測した地震について、沖縄気象台は2日に会見を開いた。

 揺れの強かった地域では、落石や崖崩れなどが起こりやすくなっているため今後の地震の発生に注意を呼び掛けた。

 2日午前0時35分現在、最大震度3の地震を2回観測している。約1週間は最大震度5弱程度の地震が発生する可能性があり、特に2、3日は注意が必要だという。

 震源地は西表島西南西約7キロで震源の深さは約15キロ、地震の規模はマグニチュード(M)5・6だった。震源が西表島に近く、浅かったために強い揺れが発生した。

 地震は、断層に北東と南西方向に引っ張るような力が働き断層がずれたことによって発生した。【琉球新報電子版】