沖縄地方は4日未明から午前中にかけて、各地で濃霧が観測された。沖縄気象台は八重山地方を除く県内全域に4日未明、濃霧注意報を発表した。濃霧注意報の発表は、今年初めてとなった。気象台によると、濃霧の原因は「本島の南から暖かく湿った空気が流れ込んだ影響」という。また各地で25度を超える夏日を観測し、今年の最高気温を更新した。
濃霧の影響で日本トランスオーシャン航空(JTA)で那覇と宮古をつなぐ2便が欠航し、琉球エアーコミューター(RAC)で那覇と与論島つなぐ2便が欠航した。またJTAの那覇―石垣便、RACの那覇―与那国便で1時間の遅延が発生した。
一方、4日は県内28の観測地点のうち、22地点で25度以上の夏日を観測した。最高気温は西表島で27・9度、那覇では平年より6・9度高い27・4度となり、那覇は5月下旬並みの暖かさとなった。