安全な空へ、訴え継続 米軍機部品保育園落下 緑ヶ丘父母会が報告


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これまでの活動内容について報告する緑ヶ丘保育園の父母ら=3月11日、宜野湾市民会館

 【宜野湾】昨年12月に米軍ヘリの部品落下があった沖縄県宜野湾市の緑ヶ丘保育園(神谷武宏園長)の父母会は11日、事故後の活動を報告する集会を宜野湾市民会館で開いた。事故を巡る父母会としての活動は同日で終了となる。今後は4月に発足する父母や卒園生、卒園生の保護者らでつくる「チーム緑ヶ丘1207」が要請などを引き継ぐ。集会では2月の東京要請行動のほか、チーム緑ヶ丘の活動内容を報告した。約100人の来場者が耳を傾けた。

 父母会では事故発生後、保育園上空の飛行禁止などを求める嘆願書を日米関係機関などに提出。東京要請では内閣官房、防衛省、外務省に10万筆超の署名を提出した。署名は締め切ったが、今も継続して寄せられており、今月10日時点で13万4256筆に達した。

 米軍は飛行中の部品落下を認めておらず、今も保育園上空を米軍機が飛び交う。チーム緑ヶ丘では、今後も保育園上空の飛行禁止や警察による原因究明の継続を訴える。

 自分たちの思いや活動について聞きたい団体があれば出向いて話をするほか、日々の活動についてはフェイスブックで随時報告する予定だ。

 チーム緑ヶ丘で今後も活動を続ける宮城智子父母会長は「日米関係が対等でなく、米軍機が今も上空を飛び交う現状に理不尽さを感じる。日本政府はもっと私たちの方を向いて事故に対応してほしい」と訴えた。