沖縄県那覇市で夜間中学校を運営する珊瑚舎スコーレ(星野人史代表)に講師の手当などを補助する沖縄県教育庁の事業が2017年度で終了する問題で、星野代表らは12日、那覇市の県議会を訪れ、補助継続などを求める陳情書を提出した。
珊瑚舎の夜間中学校では、戦中・戦後の混乱などで義務教育を受けられなかった人などを受け入れている。
陳情書では「補助打ち切りは戦後補償や、教育機会確保法の精神に反する」として、(1)珊瑚舎で学ぶことを希望する生徒の学ぶ権利の保障と支援(2)18年度以降の珊瑚舎への支援策の決定(3)珊瑚舎の生徒やスタッフが県議会での意見陳述する場を設けること-を求めている。
陳情書を提出した星野代表は「(陳情を)しっかり審議してほしいと思う」と述べた。【琉球新報電子版】