【ボリビア】職業体験 視野広げる オキナワ日ボ校の子ら


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電子機器の回路作りを体験する子どもたち=2月17日、ボリビアのオキナワ日ボ協会文化会館

 子どもたちに様々な職業を体験してもらおうと「お仕事ひろば」が2月17日、オキナワ日ボ協会文化会館で行われた。国際協力機構(JICA)とオキナワ移住地との共同開催。オキナワ移住地のオキナワ第一日ボ学校、ヌエバ・エスペランサ日本語学校を含むサンタクルス県の日系学校4校の5年生と高校生ら約108人が参加した。

 子どもたちはプログラミング、栄養、医療機器、電子機器、獣医、美容、空手など11の職種のブースを移動して、それぞれの仕事を体験。仕事の内容やどのようにして就職したかなどを学んだ。獣医のブースでは、子どもたちは聴診器とカルテを持ち、犬の心拍数を確認。電子機器のブースでは、簡単な回路づくりを体験した。栄養のブースでは献立作りを行った。

 読谷村にルーツがあるヌエバ・エスペランサ日本語学校の玉城愛香子さん(13)は「プログラミングの仕事が一番驚いた。コンピューターでいろんなことができると思った。初めての経験だった」とうれしそうだった。

 企画に携わった青年海外協力隊の伊波さとこさん(35)は「ここでは農業などの仕事に限れていて、子どもたちは仕事の種類を知らない。日系の子供たちがいろんな職業を体験することで視野が広がっていくことを期待している」と話した。(玉元三奈美通信員)