渡具知市長「判決に従うべきだ」 辺野古、県訴え棄却


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県の敗訴を受けてコメントする名護市の渡具知武豊市長=13日午後5時15分ごろ、名護市役所

 【名護】県と国が争う岩礁破砕差し止め訴訟で、県の訴えを却下する一審判決を受け、名護市の渡具知武豊市長は「判決に従うべきものと考えている。工事が進んでいくことについては、法令にのっとって手続きがされていくと思うのでしっかりとチェックしていく」と述べ、工事が進むことへの認識を示した。

 県の敗訴について「県が提訴したことはあらゆる手法で辺野古移設を阻止するという県の施策の一環だと認識している。その判決を受けた県の動向に注視していく必要がある」との考えを示した。
 渡具知市長は市議時代は辺野古移設について「容認」と明言していたが、名護市長選に立候補を表明してから「県と国の裁判の行方を注視する」として、態度を明確にしてこなかった。【琉球新報電子版】