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粟国水道料、本島並みに 沖縄県に浄水処理移管、負担減

水道広域化のスタートを祝い集まった富川盛武副知事(左から5人目)や新城静喜粟国村長(右から2人目)ら関係者=13日、粟国村の粟国浄水場

 【粟国】沖縄県粟国村単独で行ってきた取水から浄水処理までの水道事業が1日、県企業局に移管され、粟国村で水道用水の供給が始まっている。13日、移管を記念する式典が、同村の粟国浄水場で開かれた。県企業局への移管で、4月の使用分から沖縄本島とほぼ同じ料金で水道水が供給されることになる。

 本島と離島の水道サービスの格差を解消しようと、県が取り組む本島周辺離島8村での水道広域化事業の一環。県は2021年度までに、残る7村でも企業局による水道用水供給を開始する。

 粟国村の水道基本料金は現在、1カ月当たり6立方メートルまでで1600円。4月以降は8立方メートルまでで千円となり約2分の1の料金になる。

 本島周辺の離島は河川や地下水が少なく、海水淡水化施設や高度浄水処理施設の整備が必要なため、水道料金が本島より割高だ。さらに、取水から供給までを各市町村が単独実施しているため市町村の負担が大きい。

 県と企業局は2014年、粟国、渡嘉敷、座間味、渡名喜、南大東、北大東、伊平屋、伊是名の8村と広域化の覚書を締結し、施設の整備を進めてきた。

 記念式典で新城静喜粟国村長は「本島と同じ料金となることで、村民の安心につながる」と感謝した。

 1カ月に28立方メートルを使用した場合の1世帯水道料金は、本島では4374円だが、1番高い北大東村では約2・6倍の1万1362円。粟国村では約2・3倍の1万144円となっている。