キングス後半逆転 京都に75―70 Bリーグ第48戦


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 プロバスケットボールBリーグ1部の琉球ゴールデンキングス(西地区1位、36勝11敗)は31日、京都府のハンナリーズアリーナで京都ハンナリーズ(同地区2位、30勝17敗)と今季第48戦を行い75―70で勝利した。

 前半は京都の素早い攻撃に押し切られ、攻撃もオフェンスファウルで好機を失い、リードを許した。第3クオーター(Q)は個々の選手が各ポジションで力を発揮するとともに、リバウンドからセカンドチャンスにつないで逆転し、第4Qでは京都の追い上げを振り切った。

 次戦は1日午後2時5分から同アリーナで京都とアウェー2戦目を行う。(観客2430人)

キングス
(37勝11敗)
 75―70(21―28,14―16,21―9,19―17)
京都(30勝18敗)

◆プランを信じ戦った

 佐々宜央HC(キングス)の話 出だしからバタついて消極的になったがタイムで流れを変えることができた。京都の得点能力は高く、タフなシュートを決められたが、選手がプランを信じて戦った。

◆個々の高い能力証明

 キングスは西地区2位の京都ハンナリーズを相手に、前半こそ相手のペースに引き込まれたが、田代直希らがリバウンドからセカンドチャンスにつなげると後半に逆転し、個々の能力の高さをしっかり証明した。佐々宜央HCもタフなゲームを勝ち抜いた選手らを「日々成長してたくましい」とねぎらった。

 京都は身長208センチ、体重138キロのジョシュア・スミスにキングスの守備を引きつけ、そこから内外に回して各選手が満遍なく得点していった。キングスはタイムアウトを機に守備を引き締めたが、攻撃でファウルが目立ち、前半は35―44と押された展開だった。

 しかし、後半は田代と金城茂之のオフェンスリバウンド、古川孝敏のミドルなど、泥臭いプレーで京都を追い詰めて逆転。第4Qは両チームが熱くなるトラブルで試合が一時中断したが、再開後もリードを維持した。残り1分を切って73―70と迫られたが、アイラ・ブラウンが混戦の中でオフェンスリバウンドを奪い、ハッサン・マーティンのシュートにつなげて反撃を断ち切った。

 相手を上回る運動量でマークを振り切り、ミドルシュートで勝利に導いた古川は「やるべき事ができて勝ち切れた」とチーム一丸の勝利を喜んだ。