プロバスケットボールBリーグ1部の琉球ゴールデンキングス(西地区1位、37勝11敗)は1日、京都府のハンナリーズアリーナで、京都ハンナリーズ(同2位、30勝18敗)と今季第49戦を行い、76―65で勝ち、京都に2連勝した。
前半で5点差のリードをつくったキングスは第3クオーター(Q)で一時逆転される。しかし、運動量が多くしつこい守備で京都を苦しめ、ひっくり返すと、岸本隆一や田代直希の3点弾などでじわりじわりと引き離していった。次戦は7、8日、沖縄市体育館で東地区の川崎ブレイブサンダースとホーム2連戦を行う。
キングス(38勝11敗)
76―65(16―12,17―15,21―19,22―19)
京 都(30勝19敗)
◆守備の決まり事徹底
佐々宜央HC(キングス)の話 3月31日の試合の反省を生かし、出だしから激しくできた。追い付かれた場面でも全員が精神的に慌てず守備のルールを徹底しており、攻撃も形だけでなくアグレッシブさを保てたことが勝因だ。
◆しつこい守備、着実得点/リード許すもしっかり逆転
逆転された時間帯でも、キングスはしつこい守備で試合をしっかり組み立てた。オフボールの選手の動きまで抑える守備は、攻撃への流れもつくり、京都とのアウェー2連戦を勝ち切った。
31日の敗戦を修正してきた京都を、最終盤でしっかり封じた。これで連勝を4に伸ばした。7、8の両日、ホームで行う川崎ブレイブサンダース戦にも好影響を与える内容だった。
第3Qに京都の連係と個人技に逆転を許すが、シーズン中盤から得点力を増した田代直希が3点弾だけでなく、守備でもスチールを奪うなど活躍。第4Qは京都にタフなショットを打たせつつ、内外からリングを狙う攻撃で着実に引き離していった。
2試合連続でチームプランを表現できた試合に、岸本隆一は「シーズン通して積み上げてきたものを皆で信じ、試合で出せた。この勝利でチームの雰囲気も上がっていく」と安堵(あんど)の表情で語った。