【読谷】読谷村議会(伊波篤議長)は6日、全員協議会を開き、9月の村議員選挙で違法なポスターやのぼり、横幕の設置を自粛し、クリーン選挙に取り組むことを申し合わせた。同村議会が選挙前に申し合わせるのは初めて。前回の2014年の選挙では、村選挙管理委員会から23件の撤去命令が出た。村民からは、景観や安全を損なうなどの苦情の声が上がっていた。
過去に、北中城村議会と北谷町議会が事前に申し合わせて実施している。両町村の選管は「違法ポスターが減るなど、いい効果が出た」と話している。北中城は違法ポスターはほとんどなかったという。
読谷村選管の宇根良雄委員長は「村民の代表として選挙活動をやってほしい」と期待し、今後は新しく立候補する人もクリーン選挙を実施してもらうことが課題とした。
村議選は9月4日に告示され、同9日に投開票される。