墜落続発「正常でない」 米統合参謀事務局長 「危機」は否定


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 【ワシントン=座波幸代本紙特派員】米国防総省のマッケンジー統合参謀本部事務局長(中将)は5日の定例会見で、2日間で3件の米軍機墜落事故が続いたことについて「現時点では事故の連鎖や危機と言うことは否定する」と述べた。一方、短期間で事故が続いた現状は「正常ではない」と説明し、今後、各事故を検証し、構造上の課題や整備の問題、事故の関連性があったかについても調査する方針を示した。5人の死者が出たことに哀悼の意を表しつつ「複雑な構造の航空機飛行では、事故はいつでも起こり得る」とし、墜落事故は「必然的に発生する」という認識を示した。

 米軍機を巡って、米カリフォルニア州で海兵隊の大型輸送ヘリCH53Eが3日に墜落し、乗員4人が死亡した。アフリカ東部のジブチでは海兵隊のAV8Bハリアー戦闘攻撃機が墜落、CH53Eが着陸の際に機体を損傷する事故も起きた。4日には、ネバダ州で空軍のF16戦闘機が墜落し、操縦士1人が死亡した。いずれも訓練中の事故だった。

 事故を受け、ジブチでは米軍機飛行を一時停止し、2週間の実施予定だった軍事演習を中止した。

 米主要メディアも事故続発を一斉に報道した。軍事専門サイト「タスク・アンド・パーパス」は2017年4月からの1年間で計16件、米兵47人が死亡する墜落事故が発生しており、「同じ期間に起きたアフガニスタンでの戦闘より多くの死者が出ている」と批判した。