「1人の人間として接して」 辺野古スカート姿で座り込み 工事車両100台搬入


この記事を書いた人 Avatar photo 宮城 久緒
女性への丁寧な扱いを訴えるため、スカートで新基地建設反対の座り込みに参加する市民、9日米軍キャンプ・シュワブゲート前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場移設に伴う沖縄県名護市辺野古への新基地建設に関し9日午前、資材が搬入される米軍キャンプ・シュワブゲート前で、一部市民がスカート姿で抗議行動に参加した。

 スカート姿での抗議は、機動隊員が座り込む市民らを強制的に移動させる際、女性に対して丁寧な対応をするよう訴えるために市民の一部が行っている。

米軍キャンプ・シュワブゲートから出る工事車両にプラカードで新基地建設反対を訴える市民ら、9日米軍キャンプ・シュワブゲート前

 うるま市から参加した女性は(63)はスカート姿での抗議行動について、「機械的に物のように運ぶのではなく、1人の人間として、なぜ座り込んでいるのかも考えながら接してほしい」と語った。

 機動隊員による強制的な移動が行われた後、資材を積んだ約100台の工事車両が米軍キャンプ・シュワブゲートに入った。

スクラムを組みながら新基地建設反対を訴える市民ら、9日米軍キャンプ・シュワブゲート前

 新基地建設に反対する市民ら約30人はゲート前に座り込み「我らの子や孫に基地は必要ない」「うちなーの誇り高き海を守ろう」と声を挙げた。【琉球新報電子版】