沖縄県読谷村の都屋漁港で13日、ミジュンが約4トン水揚げされた。読谷村漁業協同組合では今年最大の漁獲量となり、本格的な漁獲シーズンが到来した。
同漁協の山内浩樹漁労長(34)はミジュンの大漁に「想定外だった」と笑顔。漁師たちはコンテナいっぱいのミジュンを囲み、喜んだ。
ミジュンのピークは例年ゴールデンウィークごろから始まり、初夏の訪れを告げるといわれる。同漁協の前田晃参事は「例年に比べて1カ月ほど早い。これから漁獲の最盛期を迎えるだろう」と笑顔で話した。ミジュンを追い掛けるサワラやカツオも今回水揚げされ、大漁につながった。
ミジュンは漁港内にある直売店でさばかれ、新鮮な刺し身が店頭に並び、県内の食料品店にも次々と運ばれていった。山内漁労長は「刺し身で食べるのがお勧め。細かく骨切りすると骨にも味があっておいしい」と話した。