王座剥奪の可能性 世界フライ級王者・比嘉大吾、計量900グラム超過 2時間以内のクリア必要


この記事を書いた人 松永 勝利
1回目の計量で900グラムオーバーし、下を向く比嘉大吾(中央)=14日午後1時6分、東京都のホテルグランパレス

 世界ボクシング評議会(WBC)フライ級王者の比嘉大吾(22)=浦添市出身、宮古工業高出、白井・具志堅ジム=の3度目の防衛戦が15日、神奈川県の横浜アリーナで行われるのを前に14日午後1時10分、東京都内のホテルで計量が行われた。比嘉は1回目の計量でリミット(50・8キロ以下)を900グラムオーバーした。挑戦者で同級2位のクリストファー・ロサレス(29)=ニカラグア=は一発でクリアした。
 比嘉は2時間以内の再計量となった。2時間以内にクリアできない場合は王座を剥奪される。比嘉は1回目の計量を終えると、目に涙を浮かべながら減量のために会場を去った。
 比嘉の戦績は15戦15勝(15KO)、ロサレスは29戦26勝(17KO)3敗。
 15日は日本ライト級6位の小田翔夢(南部農林高出、白井・具志堅ジム)が6回戦の契約試合でロルダン・アルデア(フィリピン)と対戦する。メインイベントは、世界ボクシング協会(WBA)ミドル級王者、村田諒太(帝拳)が初防衛戦として同級6位のエマヌエーレ・ブランダムラ(イタリア)と闘う。【琉球新報電子版】