【アメリカ】琉舞で親睦 新春を祝う 北米県人会婦人部


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親睦会を楽しんだ北米沖縄県人会婦人部の島美恵子部長(左から2人目)ら=3月、米カリフォルニア州の県人会館

 1954年に設立した北米沖縄県人会婦人部(島美恵子部長)の64回目の新春親睦会がこのほど、県人会館ヤマウチ・ビルで開かれ、130人が参加した。「芸能部とタイアップして会場を盛り上げている」(島部長)として、琉球舞踊や民謡、祭太鼓など多彩な演目が次々と披露され、参加者は婦人部が持参した沖縄手料理を食しながら楽しんだ。

 特に参加者が注目した演目は眞境名愛子愛弦の会所属のジャネル・ギブソンさん(カリフォルニア生まれ3世)の琉舞だ。12歳のころから琉舞を習い始めたギブソンさんは「40年が過ぎ、その間師匠の愛子さんの教え方、人間性に強く心を引かれた」と振り返った。

 義理の母が沖縄出身で娘が「谷茶前」を踊った神奈川県出身の富塚智美さん(34)は「去年から娘と一緒に与那嶺恵子先生の門下生として琉舞を習っている。初めて婦人部のイベントに参加したが、皆さんすごく生き生きしていて楽しんでいるのが印象に残っている。県人会の催し物に参加し、琉舞を踊る機会があればぜひやってみたい」と話した。

 婦人会は部員相互の親睦を第1の目的とし、料理教室、クラフト・クラス、基金募集などを実施している。(当銘貞夫通信員)