市民、道路上に拘束 県警、警備体制を強化 車両8台を設置


この記事を書いた人 Avatar photo 宮城 久緒
座り込む市民の強制排除を始める県警の機動隊員=25日午前9時過ぎ、名護市辺野古の米軍キャンプのゲート前

 【辺野古問題取材班】名護市辺野古の護岸工事着工1年となった25日、米軍キャンプ・シュワブのゲート前では「辺野古ゲート前連続6日間500人集中行動」の三日目が始まった。市民は早朝から続々と駆けつけた。午前9時現在で約300人が座り込み、抗議の声を上げている。

座り込む市民をごぼう抜きする県警の機動隊員=25日午前9時20分ごろ、名護市辺野古の米軍キャンプのゲート前

 県警は警備体制を強化させ、国道329号南向け車線をふさぐ形で機動隊車両8台を配置した。

 「暴力やめろ」「基地ではなく県民を守れ」などと声を上げ、座り込む市民を強制排除し、車両で囲い込んだ道路上に運び込み、一時、拘束している。

大型車両で囲い込まれた場所で一時拘束される市民=25日午前10時ごろ、名護市辺野古の米軍キャンプのゲート前

 集中行動に参加した弁護士の男性=那覇市=は、県警による市民の拘束は「違法な監禁行為だ。拘束の根拠なく閉じ込めている」などと批判した。【琉球新報電子版】