金の密輸防止へ 門型探知機導入 那覇空港に沖縄税関


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 沖縄地区税関はこのほど、那覇空港国際線ターミナルやLCC専用ターミナルの税関検査場に、金製品の密輸を調べる門型の金属探知機を新たに設置した。23日、報道陣に公開した=写真。

 従来は携帯型の金属探知機を使用していたため、検査に要する時間が長かった。門型の探知機を導入したことで検査時間を短縮できる。税関によると、今年2月下旬に門型探知機を導入後、金製品密輸は発生していないという。

 金塊や加工された金製品を含む金地金の、2017年摘発件数は過去3年間で最多の46件、総押収量が約133キログラムとなっていたため、金密輸取り締まり強化が求められている。