社会

保護者ら連携拡大 米軍ヘリ部品落下 基地の危険性訴え

「米軍機が学校上空を飛ぶことが前提となった問題解決策はいらない。飛ばないことを約束させるべきだ」と訴える会長の宮城智子さん(左)=29日、那覇市の県立博物館・美術館

 米軍普天間飛行場所属ヘリの部品落下事故があった沖縄県宜野湾市の緑ヶ丘保育園の父母会は29日までに、新たに「チーム緑ヶ丘1207」を立ち上げた。これまで、在園児の保護者を中心に園上空の米軍機飛行禁止を求めたり、園の危険な状況の周知活動に取り組んできたりしたが、今後は卒園生やその保護者など園にゆかりのある人々も一丸となって活動に関わる。同日、那覇市の県立博物館・美術館で開かれた講演会「なんでお空から落ちてくるの? 子どもの空を守りたい」で発表した。

 チーム緑ヶ丘のメンバーは、同様に米軍機の窓落下事故があった普天間第二小学校の父母や教師らとも連携し活動するため「子どものお空を守る会」(仮称)も発足させた。

 会長に就任した宮城智子さんはあいさつで、事故をきっかけに初めて米軍基地の存在を疑問視するようになったことを打ち明けた。「どれだけ声を上げても、沖縄では安全に生活するという基本的人権すら与えられていない。不平等さと理不尽さにやり切れない思いだ」と話した。

 役員の一人、与那城千恵美さんも防衛省と直接交渉しても事態は一向に改善していないと指摘した。「政府は本来、国民の声を聞くためにあるはずなのに一体誰の味方なのか」と憤った。