水難事故死者41人 観光客が11人 昨年沖縄県内


社会
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 沖縄県警地域課が29日までにまとめた2017年の県内水難事故発生状況によると、事故は81件、死者数は41人だった。発生件数はここ10年で最も多い昨年の85件から減少したものの、2番目に多かった。81件のうち、県民が関係するものは45件、観光客が34件、米軍関係者2人だった。

 死者数は県民が29人で、観光客11人、米軍関係者が1人。県民が関係する事故では、魚とり中の事故と通行中に転倒し海や川への転落した事例が最も多かった、観光客では、シュノーケリングやダイビングでの事故が目立った。

 水難事故は4月下旬から夏休み中にかけて、多発する傾向にある。県警は例年4月下旬から8月までを「県水難事故防止運動期間」に定めており、チラシやポスターによる啓発活動など、各種取り組みを強化していく。