社会

差別を生き抜く ハンセン病回復者の平良さん、半生手記に

「多くの人に読んでほしい」と語る平良仁雄さん=20日、名護市済井出の沖縄愛楽園交流会館

 【名護】ハンセン病回復者で、名護市済井出の沖縄愛楽園のボランティアガイドを務める平良仁雄さん(78)=那覇市=が、自身の半生をつづった本「隔離を生きて ハンセン病回復者の愛楽園ガイド」を出版する。1日からジュンク堂書店那覇店で発売する。

 強制隔離された沖縄愛楽園での生活、退所後もハンセン病回復者であることを隠さなければ生きられなかった苦しみ。「らい予防法」が生んだハンセン病患者への差別と偏見に対する怒りや、回復者と公表するきっかけとなった子どもたちとの出会いが記されている。

 平良さんは「予防法のことを考えると、今でもはらわたが煮えくりかえるほどの怒りがわく」と話す。それでも「つらい人生でも上を向いて生きていたら、いつか変わるきっかけがある。何があっても生きることが大切だ。悩み苦しんでいる人たちに読んでもらいたい」と語った。

 問い合わせは沖縄愛楽園交流会館(鈴木)(電話)0980(52)8453



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