いざ、こま回し達人へ 比嘉君と新垣君(大里南小)


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こまを自由に操る(左から)比嘉大貴君と新垣太郎君=2日、南城市大里の子どもの家みなみクラブ

 「こまの技は100種類以上ある」「いろいろな技に挑戦できて楽しい」とにこやかに話すのは沖縄県南城市立大里南小学校5年の比嘉大貴君(10)と新垣太郎君(10)。2人は日本こままわし協会(藤田由仁会長)から比嘉さんは7段、新垣さんは4段を認定された、こま回しの達人だ。

 2人は南城市大里の「こどもの家みなみクラブ」で、ひもや手を使いこまを操る技を磨いている。

 比嘉さんは2年前からこま遊びを始めた。回るこまにひもを絡める「あさがお」の技から始まり、現在は両手に絡めたひもをこまが伝う「両手ヘビ」の高度な技に挑戦する。「目標は最高段位に認定されること」と笑顔で話した。

 こままわし協会の検定では、「両手ヘビ」など5種目の技を定め、検定を受ける段の3種目と前段の全ての種目を成功させると段位が認定される。

 「技が成功するとうれしい」と新垣君は語る。現在目指しているのは「空中大車輪」。投げたこまをひもで操り、体を一周させるという大技だ。「こまの全国大会にも挑戦したい」と意気込んでいる。