愛楽園未利用地 基本計画策定へ 沖縄・名護市、本年度内に


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 名護市は、ハンセン病療養施設「愛楽園」の未使用の土地を利活用するため、本年度中に基本計画を策定する。

 地域共生を目指すハンセン病問題基本法の施行後、愛楽園と名護市はホスピスや長期滞在型健康保養施設整備などの将来構想を2008年度に策定。構想は10年前のものであることから、改めて本年度で基本計画を策定する委員会を立ち上げる。愛楽園の利用者や地元住民からの意見を聞いた上で一般事業者の参入可能性も含めて基本計画を策定する。一括交付金を活用した基本計画策定事業として約1025万円を計上した。

 沖縄愛楽園自治会長の金城雅春さん(64)は「利用者も減り高齢化している。園を永続化して残していく方向であってほしい」と話した。