「負担軽減訴える」 佐喜真宜野湾市長、21日訪米


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訪米趣旨などを説明する佐喜真淳宜野湾市長=18日、同市役所

 【宜野湾】沖縄県宜野湾市の佐喜真淳市長は18日、市役所で会見を開き、米軍普天間飛行場の返還や基地被害の軽減を訴えることを目的に21日から訪米し要請行動をする趣旨について発表した。佐喜真市長は昨年12月に同市の普天間第二小学校に米軍機の窓が落下した事故などを念頭に「市民の総意である普天間飛行場の一日も早い閉鎖、返還、基地負担軽減の実現を強く米側に求めたい」と語った。

 佐喜真市長の訪米は昨年10月以来で3回目。現地時間の21~23日にワシントンDCで国務省や国防総省の関係者、連邦議会議員、駐米日本大使らと面談する。24~25日にはハワイで米太平洋軍関係者らと会う予定。

 佐喜真市長は、これまでの翁長雄志知事の訪米要請行動にも言及し「知事もこれまで4回訪米したが、普天間飛行場の返還についての発言が伝わってこない」と批判。その上で「沖縄県からの返還の要望が米側にどう伝わっているかも確認したい」と述べた。