待機児童7割減 那覇市 6年度比、定員増奏功


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 沖縄県那覇市の4月1日時点の待機児童数は138人で、過去10年で待機児童が最も多かった2016年度の559人から約7割減少した。認可園は16年度の86園から141園に増え、保育定員は1万1405人で過去最多となった。市は「認可園の増設は一段落した」とし、今後は保育士確保やミスマッチ解消に取り組む。

 年齢別の待機児童数は0歳が13人、1歳が69人、2歳が44人、3歳が11人、4歳が1人、5歳が0人で、0~2歳が9割を占めた。保育定数増に伴い、申し込み児童数は16年度が8910人、17年度が9799人と増加し、本年度は10787人で1万人を超えた。
 一方、保育士の不足数は75人で昨年度より21人増加、現在の待機児童は保育士不足が主な要因とした。市は保育士確保に向けて本年度から、保育士資格を持ちながら保育関連の仕事に就いていない「潜在保育士」を対象にした「就職応援給付金」を実施しており、23日現在で27人が新たに採用された。

 4月時点の定員割れは716人で、3~5歳児が7割を占めた。市は、新規園の3~5歳児クラスが徐々に埋まれば空き定員も解消する見通しとした上で、さらにミスマッチ解消に向けて3~5歳児の受け入れ枠を調整する。

 城間幹子市長は23日の定例会見で、「待機児童対策の成果が出た」と強調。選挙時の公約で掲げた待機児童解消については「(今の)数字ではゼロではないが、定員の増加で利用者も増えていることははうれしいこと。今後、きめ細やかな対応がある中でゼロになる見込みはある」とした。