本格的なマリンレジャーの季節を迎えるのを前に、第11管区海上保安本部は、シュノーケルの正しい使用やライフジャケットの着用、リーフカレントへの注意など安全対策を呼び掛けている。
2013~17年の梅雨明けから10月末までの間、管内で溺水や負傷など、水難事故に遭った人の数は301人に上る。事故原因は、シュノーケル中が全体の33・2%(100人)と最も多く、遊泳中が28・2%(85人)、スキューバダイビング14・0%(42人)と続いた。
事故に遭った人の54・8%(165人)は、県外からの観光客で外国人も12人いた。県民は45・2%(136人)で、遊泳中の事故が多い。事故のうち、死亡・行方不明者は86人となっている。
今年に入ってからは、23日現在、21人(16件)が事故に遭い、2人が死亡・行方不明者となっている。昨年同時期は20人(20件)で死亡・行方不明者は3人だった。
同本部は、マリンレジャー業者の予約サイトなどでも、安全啓発情報を発信していく予定だ。