4日間にわたって繰り広げられてきた運動会の各種競技の最終日となった4月29日、ペルー・プエブロ・リブレ区の日系総合運動場(AELU)には朝から2万人近い観客が詰め掛けていた。計12のスポーツクラブ、日系校5校、20以上の各県人会のメンバーが集合し、パレードが午後1時から開始された。
パレード後、ペルーの野球発展に尽力した、ヘラルド・丸井さんが選手宣誓を行い、各種競技の決勝戦の幕が切って落とされた。陸上の小中学校の部では、ラ・ウニオン校が圧倒的な成績で優勝し、スポーツクラブの部ではジョイ・クラブが優勝を飾った。午後5時に全種目が終了。表彰式後、AELUのシマブクロ会長による閉会の辞で運動会は終了した。
1952年に開催された1回目の運動会は、天皇誕生日を祝っての祝賀運動会で、開催当時は日系1世のスポーツ愛好者が多く参加していたという。しかし、現在は3、4世が中心となって運営されている。
(赤嶺光弘通信員)